Climb "Mt.Taihei" 1170.4m.
天然秋田杉とブナ美林の霊峰、太平山 (奥岳) 1170.4mを登る。
10月23日(火) 晴れ時々曇り
国民の森林道を進み、旭又登山口の駐車場に到着した。
去年の夏に前岳・中岳コースを歩いたが、奥岳まで登るのは今回が初めてになる。
そして連れはヒロアキ。こいつとは高校からの付き合いになるが、一緒にトレッキングするのは初である。
当初の予定では宝蔵岳・太平山の縦走を考えていたけど、出だしでいきなり分岐を逃し初心者には丁度良い旭又登山道を行くことになった。
しばらく行くと御滝神社に辿り着く。
ここ太平山は信仰の山として知られているだけに、頂上には三吉神社奥宮が鎮座している。
ある意味パワースポット的場所柄に登山者ならぬ参拝者も少なくない。
そして鳥居を前に掌をあわせる。願と言ってもこいつのことだからどーせ「彼女が欲しい」とか「婚活支援お願いします」とか「トレッキングポールが欲しい」とかそんなとこだろう…。
その後天然杉がうっそうと茂るアヤメ坂を登っていく。
先月に森吉山を訪れたけど、そこと比較すると永遠にひたすら坂道を登っていくといった感じ。
最初のアプローチが平坦なだけで、あとは登りっ放しである。
さすがに息がどんどんあがっていくのがわかる。
そしてまたしばらく行くと森の中で道が開けてベンチやお地蔵さんが現れて、清水の湧く御手洗に着く。
オテアライでは無くミタラシと読む。
ブナの大木に苔むしている雰囲気が、なんとも古い歴史的背景を物語っているような気がした。
昨晩の雨のせいか緑が潤い輝いていた。
その雰囲気の一部を一応写真にアップ。なんとなくここ独特の味を出せたと思いますがどうでしょうか?
御手洗を過ぎると石ころが目立ってき始め、たまに足をとられたりする。
しかしこの辺りはブナ林が気持ち良い。
後ろを振り返るとこんな景色が望めるくらいまで登ってきた。
気になるのはこの真っ白な木。ブナなんだろうけどまるで桜が開花したかのような美しさ。
そしてその謎は絶景と共に解き明かされることになるのである。
ラストは階段を登り詰めての登頂。
見渡す限り文句無しの360°の大パノラマが広がる。
まずは奥宮に向かい2人で掌を合わせた。ひろあきはここに来てまでも例の "願" をかけていたのは言うまでもないことだろう。
そして頂でのランチはもちろん妻お手製おにぎりである。
これが無ければ始まらないし終わらない。プラスカップラはまず間違いない。
ちなみに写真は撮る間もなく食べ終わってしまった笑
今朝に挽きたてのコーヒーは、香りで気持ちを楽にさせてくれる上身体も温めてくれる。
先ほどの謎が解けたのは、コーヒーを飲み干しストーブの火を消して太陽が一時的に雲に隠れた時だった。
風が吹くと手がかじかむ程に冷たい。
バックパックからミッドレイヤーを引っぱり出してアウターに重ねる。すでに街中の真冬の装備に近い。
冬はすぐそこまで来ていることを実感。
あの白い桜の正体はコレ。吹きさらしの枝は、昼間の太陽の力をもっても溶かすことができないようだった。ブルブル…。
個人的に大感動の視界がスパッと開けた稜線。左隅、鳥居を抜けたひろあき君がみえるだろうか?
1100メートル級の山でも高山に感じられるポイント。
山を歩いてるってことが直球ストレートにわかって気持ち良い。
ここのポイントのためだけでもまた登りたいと思えた。
景色は最高、天気も最高、今年の山納めにぴったりの一日だった。
歩き始めるとまた身体がポカポカし始めてくるのがわかる。
北風に冷やされたカッチンコッチンの身体はもうすっかり溶けている。
そして2人で顔を見合わせるとニヤニヤしているのに気付くのだ。
今日一日が一体どんな日だったか、言葉にしなくてもその表情ひとつでハッキリわかった。
最高の一日である。
10月23日(火) 晴れ時々曇り
国民の森林道を進み、旭又登山口の駐車場に到着した。
去年の夏に前岳・中岳コースを歩いたが、奥岳まで登るのは今回が初めてになる。
そして連れはヒロアキ。こいつとは高校からの付き合いになるが、一緒にトレッキングするのは初である。
当初の予定では宝蔵岳・太平山の縦走を考えていたけど、出だしでいきなり分岐を逃し初心者には丁度良い旭又登山道を行くことになった。
しばらく行くと御滝神社に辿り着く。
ここ太平山は信仰の山として知られているだけに、頂上には三吉神社奥宮が鎮座している。
ある意味パワースポット的場所柄に登山者ならぬ参拝者も少なくない。
そして鳥居を前に掌をあわせる。願と言ってもこいつのことだからどーせ「彼女が欲しい」とか「婚活支援お願いします」とか「トレッキングポールが欲しい」とかそんなとこだろう…。
その後天然杉がうっそうと茂るアヤメ坂を登っていく。
先月に森吉山を訪れたけど、そこと比較すると永遠にひたすら坂道を登っていくといった感じ。
最初のアプローチが平坦なだけで、あとは登りっ放しである。
さすがに息がどんどんあがっていくのがわかる。
そしてまたしばらく行くと森の中で道が開けてベンチやお地蔵さんが現れて、清水の湧く御手洗に着く。
オテアライでは無くミタラシと読む。
ブナの大木に苔むしている雰囲気が、なんとも古い歴史的背景を物語っているような気がした。
昨晩の雨のせいか緑が潤い輝いていた。
その雰囲気の一部を一応写真にアップ。なんとなくここ独特の味を出せたと思いますがどうでしょうか?
御手洗を過ぎると石ころが目立ってき始め、たまに足をとられたりする。
しかしこの辺りはブナ林が気持ち良い。
後ろを振り返るとこんな景色が望めるくらいまで登ってきた。
気になるのはこの真っ白な木。ブナなんだろうけどまるで桜が開花したかのような美しさ。
そしてその謎は絶景と共に解き明かされることになるのである。
ラストは階段を登り詰めての登頂。
見渡す限り文句無しの360°の大パノラマが広がる。
まずは奥宮に向かい2人で掌を合わせた。ひろあきはここに来てまでも例の "願" をかけていたのは言うまでもないことだろう。
そして頂でのランチはもちろん妻お手製おにぎりである。
これが無ければ始まらないし終わらない。プラスカップラはまず間違いない。
ちなみに写真は撮る間もなく食べ終わってしまった笑
今朝に挽きたてのコーヒーは、香りで気持ちを楽にさせてくれる上身体も温めてくれる。
先ほどの謎が解けたのは、コーヒーを飲み干しストーブの火を消して太陽が一時的に雲に隠れた時だった。
風が吹くと手がかじかむ程に冷たい。
バックパックからミッドレイヤーを引っぱり出してアウターに重ねる。すでに街中の真冬の装備に近い。
冬はすぐそこまで来ていることを実感。
あの白い桜の正体はコレ。吹きさらしの枝は、昼間の太陽の力をもっても溶かすことができないようだった。ブルブル…。
個人的に大感動の視界がスパッと開けた稜線。左隅、鳥居を抜けたひろあき君がみえるだろうか?
1100メートル級の山でも高山に感じられるポイント。
山を歩いてるってことが直球ストレートにわかって気持ち良い。
ここのポイントのためだけでもまた登りたいと思えた。
景色は最高、天気も最高、今年の山納めにぴったりの一日だった。
歩き始めるとまた身体がポカポカし始めてくるのがわかる。
北風に冷やされたカッチンコッチンの身体はもうすっかり溶けている。
そして2人で顔を見合わせるとニヤニヤしているのに気付くのだ。
今日一日が一体どんな日だったか、言葉にしなくてもその表情ひとつでハッキリわかった。
最高の一日である。
by hibi-nani
| 2010-11-24 00:46
| Diary