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What is the meaning to camp alone? -Episode 2-

第2話  夜の明るさ。 

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職場から50分の道のりを越え目的地に着いた僕は、まず火を焚くことから始めた。
これはテント設営のための明るさを確保することと、熊避けのための無敵の狼煙だ。

「なーに、熊なんてそうそう出るもんじゃないだろ。」

と思っていたのは昨日までの僕。
こんな時に限って、山へと向かう僕の足取りを重くするニュースは耳をかすめていった。
ここ大滝山から降りてきたと思われる熊が山下の田んぼで目撃されたことが、この日の新聞記事にあがった。

さっさと火を熾し(この日の手際は過去最高)、焚火と車のライトの灯りでテントを設営した。
住処を作り荷物を全て入れ終わった頃、20時を過ぎていた。

車のライトを消した瞬間……く、暗い。
めちゃくちゃ暗い。そして寒い。怖い…。
焚火の周辺しか見えない視野の狭さ、すぐ後ろには滝がゴォーゴォー唸っているので辺りの音は全て掻き消されている。
ここで熊が背後から来ても絶対に気付かないだろう。
そう思った僕は、常に背中にテントを背負っていた。
時折、滝から流れ来る水がポチョポチョと鳴り、それがどこからともなく聞こえてくる女性の話し声に聞こえてきたり、グワォガオーという声にビクッとしたら自分の鼻の音だったり…。
自分の弱さを知った瞬間である。

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熊が出てきたらどうしよう。
熊撃退スプレー? いや、防水スプレーしかないや…
グレンフォッシュのハンター斧? 名前は一丁前だがリーチが短過ぎる…
結局、車が近くにあるから車に逃げるのが一番良いだろう。
ということで寝るまでの間、カギを開けておくことに決めた。

ストーブに火をつけ湯を沸かし、夕飯の準備にかかる。
とは言っても料理するわけでは無く、前回も言ったようにインスタントラーメンとおにぎりだ。
19時半に入山して大層なものを作る気には、とてもじゃないがなれなかった。
ストーブにかけていた鍋が沸々と言い始めた頃、ようやく腹が減っている自分に気付き、あっという間におにぎり2個とラーメンを平らげた。
厚手の服を4枚着込んでも4月の秋田の山は寒くて焚火を絶やすわけにはいかず、ストーブも引き続き足下に置いた。
相変わらずテントを背に前室張り出しスペースに籠って、焚火とストーブを焚いているとようやく体が暖まってきたのをおぼえる。
徐々に僕の気持ちも変わり始めた頃だった。

ふと上を見上げると、一瞬言葉に詰まるほどの満天の星達が瞬く夜空が限りなく広がっていた。

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そして僕は、夜の本当の明るさを知ることとなったのだ。
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by hibi-nani | 2009-04-30 23:02 | Diary | Trackback | Comments(0)

What is the meaning to camp alone? -Episode 1-

第1話  星空キャンプ。        

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夜の山の中にただ1人、あなたならどう過ごしますか?

僕には経験しておきたいことがあった。
それは、キャンプ場では無い孤立した場所で、しかもたった1人で夜を明かすということ。
その思いを抑えることができず、この休日に出かけることに決めた。
急遽、実家からテントを送ってもらい、僕はその場所に居た。
ここは大滝山。
我が家から車で15分位と近場だが、山に入ると夜には辺りに人影は無くなり、携帯の電波も入らず、灯りは一切無いのである。

その日はいつも通り仕事を18時30分に終わらせ、インスタントラーメン(5袋入)とおにぎり×2個とビール500㎖×2缶を買ってそのまま大滝山に向かった。
今回の目的のひとつとして、数あるキャンプ道具の中から "必ず使わないといけない道具" を選定するという目的があったので、家にあるほとんどのキャンプ道具を事前に車に詰め込んでおいた。(そんなに無いけど…)
今ある道具の中から、どれがピックアップされるか楽しみだ。
次回出かける時に荷物がひとつでも減っていたら成功である。

星空の下でのキャンプ。
響きは最高だが、果たして夜の山に1人、それはやはりロマンチックなものになるのか?笑
実際に体感し、五感で感じたことを正直にここに書くことにする。
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by hibi-nani | 2009-04-30 00:04 | Diary | Trackback | Comments(0)

For children, give me freedom.

子供達に自由と希望と明るい未来を。

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うちのばあちゃんは、ひよりが1才6,7ヶ月の頃からハサミの使い方を教えてくれた。
刃物は危ないと子供から遠ざけるのでは無く、あえてひよりにハサミの性能や安全な使い方を教えたのだ。
おかげで今ではかなり上手に使いこなせるまでに成長し、写真でもわかるように器用に細かく紙を切り刻んでいくのである。
危ない事は危ないとしっかり教えられたため、絶対にハサミの刃の部分には触れないし、紙以外に標的を見つけることもなく、正しい使い方ができるようになった。

子供に対して危ないという理由で遠ざけようとすればするほど興味が沸き、正しい使い方を教えていなければ怪我に繋がる可能性が高い。
それは最近の子供社会全体にも言えることではなかろうか。
正しい使い方の説明もせず、携帯電話を与えたと思えば遠ざけようとしたり、正しい遊び方を教えることもせず、とにかく川には危ないから絶対に近づくなとか、祭りの射的は射幸心をあおる恐れのある遊技だからといって今更遠ざけてみたり。

だったら自分の子供時代はどうだったんだと言いたい…。
射的どころか本格的なエアーサブマシンガンやガスガンなどの打ち合いが全盛期だった頃。
特に規制もされておらず、業者は次なる威力を求めてガンガン販売していた時代である。
そんな時代だからこそなのか、
"顔は危ないから首から下の攻撃で"
"この線より前に来たらほぼ100%当たってしまうから線からは絶対はみ出してはいけない"
"無敵ゾーンを作る"
など、自分達でしっかりルールをつくり、きちんと話し合った上で遊んでいた気がする。
仲間で集まる上には必ずある程度のルールというものがあるのだ。

そこで、今の社会はどうだろう。
大人達が作り上げた現実離れの空想社会。
インターネットというパソコンが1台あればどんな物、情報でも簡単に手に入ってしまう。
しかも必ずしも良いことだけだとは限らない、むしろ悪いことに使われる道具と化してしまってるのではないか。
子供達にルールを持たせず、下準備もせず、ただただ自分達のためだけに作り上げた世界なのでは。

今の時代、子供達は生きているだけで被害者のような気がするのは僕だけでしょうか?

そして大人達は、自分達が行ってきたことの責任からか、過保護になり過ぎているのではないでしょうか?


子供はもっと自由であるべきだ!

少なくともひよりには、ある程度のルールをもった自由を与えてあげたいと思っている。

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あーひよちゃん!紙はいいけど髪はダメだよぅ〜!

ル、ルールがぁ〜!笑

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by hibi-nani | 2009-04-25 00:43 | Message | Trackback | Comments(2)

Coleman 413G.

芝生でBBQが似合うのは?

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車を買ったら付いてきたと言っても過言では無い、1980年製コールマン413Gツーバーナー。
誰もが一度は手にしたい王道のバーベキューアイテムである。
まさかこんな形で僕の手元に来るなんて夢にも思わなかった笑
冒頭で述べたように、車を買ったら付いてきたのは本当の話。
これは我が家のエクストレイルを買ったNISSANラ・カージュの所長さんから頂いたものなのだ。

このツーバーナーのイメージといったら、もちろん芝生。
休日に家族みんなで庭の芝生の上にツーバーナーを広げてバーベキュー!
なんて定番な絵ヅラなんだ!

80年代アメリカの田舎の風景が目に飛び込んでくる。
隣近所を遮る塀は無く、辺りを広く見回せる町並み。
バンが1台家の前に適当に駐車してあって、隣の家を見れば芝生、そのまた隣の家も芝生芝生…
早朝、自転車で新聞配達の青年が新聞をぶん投げ、愛犬とジョギングに出かける人や駆け回る子供達。
そんなアメリカの風景に何度憧れたことか笑

そこには必ずあるでしょコレが…大抵。
定番過ぎてなかなか手が出せなかったけど、今まさに僕の目の前にあるのだ!
この日は、嬉すぎてたまらない一日でした。

他にツーバーナーを乗せるスタンド、コッヘルにホワイトガソリンやシングルバーナーを2つプレゼントとして貰いました。
そのひとつがコレ、1996年製のシングルバーナー。

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車購入の際も大変良くして頂いた上に、こんな素敵なプレゼントまで。
本当にありがとうございました。

大切に使わせてもらいまーす!



-おまけ-

この間、ユウヤ・ジュン・ヒロアキ・マサキ・Ena・マリが我が家に遊びに来た。
(次回はしかたがないからイヴも呼んでやるか…)
もちろん庭でBBQ。
みんな相変わらずおもろいっ!
でも全然写真を撮って無かったことに気付いたのは次の日の事である。
なにをやってるのか意味不明の写真がデジカメに残っていたので一応アップしとくよ…。

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またやるぞー!

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by hibi-nani | 2009-04-23 23:33 | Item | Trackback | Comments(5)

Sakura-Sakukoro 2009.

自然ノ強サハ、涙モ見セナイ。

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太平山を源に、雄物川に合流した後、日本海に注ぐ太平川。
職場から数分の場所にあるこの桜並木は圧巻である。
去年、太平川河川改修事業に伴い実施された、桜の枝払い作業で切り過ぎて問題となった桜も、勢い良く満開を迎えていた。
切り過ぎたという馬鹿げた話が大問題なのは分かるのだが、そもそもの発端である "河川改修事業" という偉そうな名前が気にいらない。

つまり、河川改修事業という名目で自然を壊すことになる上、桜をちょん切ったわけだ…。

洪水防止と言えども河川改修が本当に川にとって良い事なのかということ。
川の脇をコンクリートで固めて階段やベンチなどを作って綺麗になりましたというのがそもそもおかしい。

川は自然のままが本来の姿で、流れも清らかで美しいのだ。

僕の地元の川は両脇をコンクリートで固められ、やっぱりなんのためにあるのか分からない階段で飾られ、しまいには親水公園という名前をつけられ死んでしまった。
流れが止まり、蛍もいなくなった汚い川(水溜まり)を見るのは本当に辛い。
こんなことに税金が使われているということが惨めで情けなくて、人間がいかに馬鹿野郎なのかを実感させられる。
国土交通省は自然を破壊するためにあるに違いない。

秋田にはカヌーで走れる川が一体何本あるのだろうか。
35歳なんて言ってる間に、どんどん川が無くなってしまうんじゃないのかということが怖くてしかたがない。

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日本という国は他のどの国よりも自然を壊して生きている国みたいだ。
日本が好きだからこそ、日本に生まれて良かったと思っているからこそ、そんな国にはしたくない。
ひよりの未来は誰が握るのだろう。
これから米を磨いで寝ることしかできない自分が惨めでしようがない。

僕は一体、なにをすればいいのだろう…。

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by hibi-nani | 2009-04-22 23:51 | Message | Trackback | Comments(2)

I face one's life.

紙と向き合う時間。

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ひよりに筆ペンを持たせたらこんな芸術作品が仕上がった。
んー、強弱のバランスが良いですな*

そんなひよりは4月1日から保育園に通い始めている。
今日は保育園に着いて先生の顔を窓越しに見た瞬間、泣いちゃいました。
今日で4回目となる保育園、やっぱり家族と離れる時はすごく悲しそうでいつも大泣きです。
心を鬼にせねば…。
可愛い子には旅をさせろの精神だ…。

でも、お昼に迎えに行った時には「今日は友達と遊んだり、お話したりですごくおりこうさんでしたよ」という先生のお話。

正直めちゃくちゃ嬉しかった!

少しでも僕たちの姿が見えなくなると「パパー!」とか「ママー!」とか涙をいっぱい溜めて叫んでいるいつものひよりを知っているからこそ尚更だ。

ひよりも自分の状況を少しずつ受け入れる態勢を取ろうとし始めているのだ。

そんな時、親が "可哀想" だの "辛い" だの言ってられない。
まだ1才9ヶ月のチビコだけど、1日1日の成長が計り知れない我が娘を見ていると、頼もしく、心強く憶える時がある。

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時には嬉しすぎて奇声をあげたり、時には寂しくて大泣きし、時には親元を離れ未知の環境に足を踏み入れて、でもそれでもなんとか一人で頑張っていたりする。
まさに今回の筆ペン作品を見ているようで笑えてくる。

実際に僕も作品を作る側として思う事は、良いものを作ろうとか、うまく書こうという意識が強ければ強いほどその作品に対してすぐ飽きがきたり、つまらなく感じてしまうもの。

子供の書く字や絵が心に響くのは、雑念無く一生懸命感情を剥き出しにして紙と向き合う姿勢なんだと思う。

白紙は君の人生そのもの。
今日も明日も明後日も、紙とにらめっこしていくのだ!

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by hibi-nani | 2009-04-07 00:23 | Diary | Trackback | Comments(0)


HN : イトウ ヤスフミ   Age : 34


by イトウ ヤスフミ

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