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Noriyoshi Kato.

加藤則芳。

d0112801_14134082.jpg僕がロングトレイルという存在を知ったのはこの方がいたからと言っても過言ではない。
もっと言うと、ロングトレイル自体ではなく、こんな歩き方や過ごし方、いや遊び方と言ったほうが良いのか。現代でもこんなことができるんだという感動を憶えさせていただいた。

それまでは、「自然=山、山=頂上を目指すだけのもの」という先入観が間違い無くあって、
登山自体はもちろん楽しいけど、それだけではないような気がしてならず、僕にとって登山が自分の自然欲を直接消化することに繋がらないでモヤモヤしていた。

秋田の山歩きといえばまだまだ中高年の方々にとっての健康のため、憩いのため、信仰のためというイメージが強い。
そして決してそうでない方もたくさんいらっしゃるが、中には我がもの顔で振る舞う方も数人見かけたことがあった。


僕の中での自然というものはそんな域に無かったのでガッカリした記憶があるのでものすごーく憶えてる。しかしそんな人間は本当にごくごく一部で、大抵の山人は挨拶を交わしたり、情報交換をしてみたり、街中ではありえないような出会いがあったりする。

僕が自然に入る行為は健康のためでもなく、憩いのためでもなく、信仰のためでもなく、今はまだ花に興味があるわけでもない。
そこは上も下も無く、なにかと比べる必要もなく、ハッタリも通用しない、ただただ"あるだけ"という世界観。僕もそこに"いる"だけ。

自分が主役じゃなくなる時間。

複数人だと調子に乗ってしまうことも単独だと自分でなんとかするしかないし、素直に自然の中で"いる"ことができるのだ。
生きるか死ぬかのウィルダネスまでとはいわないが、なにを持っていって、あるいはなにを置いていって、どう過ごして、どう振る舞って帰ってくるか。
何を感じ、何を想い、そして帰ってきてからはなにをしていくのか。
この時点ですでに最強の遊び方だと思ってる。笑

この感じに共感できる人は世の中にたくさんいると思う。
でも近くに無いとか、ハードルが高いとか、時間が無いとか…。
でも実はそれこそが先入観であって、場所なんてどこでもいいと思う。
手つかずの大自然を感じたい時は、ハードルが高いし、お金や時間もかかるかもしれない。
でも自然が好きなのであれば近所には豊富にある。
時間をかけずに過ごせるし、ハードルなんてむしろ存在しなかったりするのだ。笑

僕は加藤さんからロングトレイルの存在自体ももちろんそうだけど、他国の自然に対する接し方や共存・共生に対する考えを教えてもらった。
自然と対峙してただひたすらに次々とピークを目指すハードなやり方も、挑戦や目標という意味では良いと思うけど、それを達成したら次は別に自然に限らない挑戦でも良いということではないのかなと思ってしまう。
多分、加藤さんから言わせれば、挑戦という自分の都合を持ち出すのも悪くないが、せめて自然に対しては謙虚に、一体化するような気持ちで共に時間を過ごして欲しいということを一番に伝えたかったのだと、僕はそう捉えている。

人それぞれなので全くどうでも良いことかもしれないけれど、
僕はこの方から、人工ではない生き方と一体化となる自然の楽しみ方を教わったことには間違い無い。
もっとも伝えようとしていたロングトレイルやバックパッカーという心の放浪は、都会化につれて今後日本にどんどん浸透していくと思います。
本当にありがとうございました。

そして心からのご冥福をお祈り申し上げます。

自然と遊ぶことで、自然を知り、理解し、愛着する。
愛着することによって、自然を守ろうとする意識が芽生える。


- John Muir -

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by hibi-nani | 2013-05-19 14:17 | Message | Trackback | Comments(2)

I think so.

んだな。
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その先になにがあるかな?
って、答えがあるならつまらなくなること知ってるくせにね。

立ち止まっても、
後ろ振り返ってみても、
なにしてもいいよ。
自分の人生じゃん。

たくさんの笑顔とたくさんの楽しいことがあったでしょ?
本当に思い出したくないことは鍵かけちゃえばいいんだってマジで。

僕はすぐにヘコたれるし、誰かに助けてもらうし。
でも誰にも負けないくらい強くもなるよ。

さて、どこ行こ。
計画的に、行き当たりばったりに…

背伸びすんなって。

今は今のままで十分だってこと。

明日は明日のままで十分だってこと。
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by hibi-nani | 2013-01-26 09:50 | Message | Trackback | Comments(0)

LongTreks : Peru y Bolivia Trailer

1500マイルの旅。



こういった旅には、時間と勇気とある程度の資金が必要になると思う。
僕にはどれも当てはまらないから、観ているだけで最高の気分になるのだ。

でも時間さえあればいつでも行ってやろうとも考えている…。
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by hibi-nani | 2011-11-17 22:45 | Message | Trackback | Comments(0)

John Muir Trail.

いつかこんな旅に出てみたい。



こんな映像を撮りながらの旅がしてみたい。

普段見えない雲の動きや風の呼吸、陽は昇りそして沈んでいくという当たり前。
辺りは暗闇に包まれて、そしてまたいつものように朝が来る。
季節の移り変わりや雨の日なんかがあればもっともっと最高なのに。

いつの日かこんな旅を。

生き物としての匂いが強い、そんな旅に出てみたい。

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by hibi-nani | 2011-10-07 12:16 | Message | Trackback | Comments(0)

It leads to the railway track even where in AJIGASAWA.

海と山と五能線の旅。
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6月6日、Jさんとふらり五能線の旅に出かけた。
なーんて素直に出発するわけが無い…、この2人が揃えば必ずと言っていいほどアクシデントが巻き起こる。そしてこの日ももちろんそれはやってきたのである。
Jさんがこちらに向かう途中、なんと車が樹木希林に。詳しくはコチラ
結局1本遅らせて、駅は予定通りの追分駅から出発した。
リゾートしらかみに乗る予定が、この時間帯は車両点検のため "快速 海彦山彦号" で向かうことになった。これがまたローカルな感じ満載、ほぼ貸切状態で実に快適でした。
ビールでも飲みながらゆる〜く行きましょ。
リゾートしらかみ号は次回のお楽しみに♪

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車内はこんな感じ。これはこれで良い感じでしょ?
Jさんもごく自然にリラックスしています。ただ普通に座っているだけなのにこんなにも絵になるのは、やはりローカル線ならではでないでしょうか。
目的地は鯵ヶ沢。世界遺産である白神山地を肌で感じながら、結局は "わさお" に会いに行くのだ。

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右手に山、左手に海を眺めてのなんとも贅沢な気分に浸る。
この景色!この風!この空気!爽快です!
こうして窓から顔を出して直接肌で風を感じることができるのも、この海彦山彦龍彦号ならではの特権である。

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鯵ヶ沢ひとつ手前の "千畳敷(せんじょうじき)" で15分間の停車。
この時間を利用して実際に海岸に降り立って記念撮影をすることができる。
津軽藩の避暑地であり、千畳の畳を敷かせて大宴会を開いたことからこの名前がついたらしい。
んー、風が気持ち良いね。

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そして間もなく鯵ヶ沢駅に到着。
ここ鯵ヶ沢は、白神山地の核心部とほぼ同じ自然環境下にあるブナ林ミニ白神や、くろくまの滝、焼きイカ通り、温泉、そして今回の目的であるブログやテレビで人気のブサかわ犬わさお(秋田犬)などが有名。

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おっと、働く男発見!
この春からここ青森で働く運転士さん、敬礼が決まってます。
こんな感じの偶然の出会いは嬉しいもんだよね。パパは頑張ってましたよ!

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Jさんが美味そうに食べているのは、"チキンボー" という鶏肉を串揚げにしたご当地グルメ。
そして後ろに見えるのが、レンタサイクルを借りたり道案内をしてくれた鯵ヶ沢駅前観光案内所。
キレイなお姉さんが親切に教えてくれます。

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早速ワサオに会いにレッツゴー!
しかし自転車って乗り物は気持ち良いよね〜。子供の頃はこれ1台でどこまでも行けたし、こんなにも快適な乗り物は他には無いと思っていた。車を知るまでは…。
実はこの3日後に、函館市内を電動サイクルで走り回ることになるのである。

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途中道を聞きながら、見えてきました黄色い看板!ここにヤツがいます。
しかし平日と言えどどこからともなく入れ替わり立ち代わり観光客はいるもんですね。
言わずと知れた "きくや商店" さん。

…正直に言います。
実をいうと、わさおの存在を知ったのはつい五日前でした…。昔から知ってるような感じを出してしまってすんません。
ブログに映画に大騒ぎしていたにも関わらず、全っ然知りませんでした。
こうして書いている今でさえ、あまりピンときていません。笑

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みんな見たいのは、コイツでしょ?
俺も会っちゃったッス!! WA・SA・O!!

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おばちゃんのベストショット。
わさおともうひとりの相棒についてお話ししてくれました。
今は捨てられた猫を引き取ってるみたいで、飼い主を募集してました。
どこをどう見ても優しさがにじみ出ているのが伝わります。まるで犬や猫の方からおばちゃんに引き寄せられている感じがしてなりませんでした。

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帰りはちょっぴりセンチメンタルに。
朝日から夕日へと移り変わる海を眺めながら丸一日を満喫できる旅、五能線。
これはまんまとハマりそうです。

夕日の反射がキラキラと輝く日本海が心に染み渡りました。

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線路は続くよ、どこまでも。
間もなく〜追分、追分〜。

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by hibi-nani | 2011-07-01 23:50 | Diary | Trackback | Comments(6)

180°SOUTH -conquerors of the useless-

ワンエイティサウス。
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もうすぐですねー!Amazonで7月6日より、いよいよ日本語字幕版が発売される180°SOUTH。
僕は自宅でゆっくり観たい派なんで、かなり待ち遠しいです。
数あるドキュメンタリー・ノンフィクション・アウトドア・青春映画の中でも、代表的作品であることはまず間違いないと思います。
ご存じのない方へ、以下はオフィシャルサイトよりストーリーを引用させていただきました。


 1960年代の初め、パタゴニア創業者のイヴォン・シュイナードは登山道具を作っていた。自分のために趣味でやっていたが製品の優れた機能が評判になり仲間を集めて工房を設立。サーファーやクライマーといった自然を愛する人々が、彼の仕事をサポートしていた。
 1968年のある日、友人のダグ・トンプキンス(ザ・ノース・フェイス創設者)が南米パタゴニアの山に登らないかとイヴォンを誘った。2週間後、サーフボードや登山道具、旅を記録するための16ミリのカメラを中古のヴァンに載せ、2人は南米を目指して旅立った。未舗装のパン-アメリカン・ハイウェイをひたすら南下する旅。当時、人の気配がなく全くの未開の地だったパタゴニアの自然は2人の男に衝撃を与えた。その後、イヴォンとダグの人生は大きく変わっていく。
 それから40年近くの時が流れ、ジェフ・ジョンソンというアメリカの青年が、パタゴニア行きの旅に出ようとしていた。彼はイヴォンとダグによる旅の記録映像を偶然見て衝撃を受け、自分も彼らの旅を追体験しようと考えたのだ。サーフィンと登山を愛する彼はメキシコからパタゴニア行きのヨットクルーとして乗り込むことにした。出港して1ヶ月が過ぎた頃、船はアクシデントに見舞われた。マストが折れチリまでの長期航行が不可能に。急遽、近くのイースター島に寄って船を修理することにした。ジェフは島でサーフィンのインストラクターをしているマコヘという女性と知り合い、彼女から島の歴史や自然と共生する彼らの生き方について学ぶ。ようやく修理が完了し、島を出る時にはマコヘもクルーに加わり一緒にパタゴニアを目指すことになった。
 メキシコを出発してから124日目。ついにパタゴニアへ到着。イヴォンが彼らを迎えてくれた。天候がよくなるのを待ちながら、パタゴニアの高峰コルコバド山登頂を目指す。氷河がとけ地肌がむきだしになった山はとても危険な状態だった。はたして彼らは頂上に立つことができるのだろうか。そしてジェフは旅の終わりに何を学ぶのだろうか。

彼らの新たな旅路を追ったドキュメンタリー。






旅に出よう。
きっと新たな豊かさを教えてくれるから。


映画『180°SOUTH/ワンエイティ・サウス』オフィシャルサイト
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by hibi-nani | 2011-07-01 01:04 | Movie | Trackback | Comments(0)

Family outing of the winter 2011.

我が家の湯けむり温泉家族旅行。
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大雪だ大雪ー!! 外は氷点下続きでブログも凍結していました。笑
毎年のことだけど、正月はなにかとバタバタと忙しく過ぎてしまいます。
でも、家族が2つあること、友達がいること、親戚がいることの有り難味をひしひしと感じています。
ということで、今年もよろしくお願いします。

写真は1月13,14日に久しぶりの家族4人で旅行に行ってきた時の1枚。
向かった先は岩手県は花巻温泉郷、宿は愛隣館というとっても子供にハートフルな宿である。
赤ちゃん用の布団やオムツ替え放題の特典や離乳食などなど、しかも3才未満は無料なのでこんなにたくさんの特典が全部タダ!ありがたい!
ひとつだけ残念だったのが、電話予約した段階では貸切風呂は埋まっていて予約ができなかったということ。
しかし、家族揃って外泊するという滅多に無いチャンスを楽しまない手はない。
ということで向かいましたよ。

雪深い山間にある一軒宿が見えてきた時の感動、いつもこの瞬間がワクワクするんだよね。
さらに嬉しいことに、貸切風呂にキャンセルがでたらしく利用可能になり、さらには7階の広い角部屋に変更してくれたのだ。
僕ら持ってるよね〜。

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テンションマックスひよりちゃんです。
ディズニーチャンネル見放題には目もくれず、四十走り回ってあちこち探検していました。
それもそのはず、この部屋はなんと3部屋繋がっているのだ。しかもメインは10畳の和室、広い洗面の他にミルクを作るための水場のカウンターもあったり、なにより窓から見る景色が最高だった。
そして子供達よりもはしゃいでいたのはママだったということも忘れずに書き記しておこう。

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これが暁月君の離乳食です。
コンビラック付きで至れり尽くせりのご満悦な表情を浮かべながら、ほぼ完食で平らげました。
これだけされて一銭もお金がかかってないということは、本人の記憶に残らずとも親にとっては本当に有り難いサービス内容だということをつくづく感じるパパとママでした。

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ミスタープライスレス。
三度の飯が大好き、いつもマイペースな暁月です。
段差なんて関係無くひたすらハイハイで擦り走るその姿は、楽しんでいる以外のなにものでもないと親なりに息子の姿を憶うのでした。
も少しおっきくなったら写真見せてあげるからな。

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貸切風呂(アヒルちゃん付き)
ママの写真を載せたらコメントやアクセス数がハンパなくなりそうなので、僕で我慢してください。
脱衣所は暖房が完備されていてマットもフカフカ。
しかもお風呂は内湯と露天が楽しめちゃいます!どんだけっ!
ひよりを肩車して雪景色を見せながら一緒に「ヤッホー!!」なんて叫んでたけど、隣がすぐ男湯だったのね…、ウザかっただろうなぁ。何回も言うんだもんなぁ。

子供2人連れにとっては制限時間がちょっと短かったけど時間制の貸切だからしようがない。
温泉からあがってすぐのホールでは、人だかりができていて劇団の公演で盛り上がっていた。
子供達が寝てからは、ママと2人でホール内にあるラーメン屋さんで夜食タイム。ここも盛り上がってたね。絶品と言われる愛隣館おすすめの黄金ラーメンを食べた。味は…。笑
久しぶりにコズ(ママ)と2人の時間をゆっくり過ごせたような気がしたなぁ。今は子供がメインの時期だからたまには良いよねこういうのも。

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子供に優しすぎる宿愛隣館、ここならまた来たいと思える旅館でした。
あとは盛岡経由で寄り道しながらゆっくり帰るだけ。

まず最初に立ち寄ったのが、Little Wingというお店。
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子供服メインのアウトドア系ショップといえばわかりやすいだろう。
まさに僕が探し求めていた、いや、将来こんなお店を構えられたらなぁなんていう密かな夢(宝くじ次第)に近い店舗でした。
僕だったらこうするだろーなー、もっとこんなの取り入れたりーみたいな妄想をしながら店内を歩き回った。
そして、ひよりにパーカー1枚と覗けばキラキラ輝いて見える可愛いペンダントを買ってあげました。ミニパックやソレルの子供用ブーツなんかも買ってあげたかったけど値段とサイズがね〜。
しかし秋田にもこんなお店があればいいんだけど…、よし俺が!!

続いて盛岡イオンへ。
実はここへは別の目的もありながらの寄り道。

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岩手山!男山!なんど見てもカッケーな、六三四の剣だね。
冬期間駐車禁止のイオン立体駐車場最上階にて撮影。
アスファルトの氷割りをしていた警備員を説得し、場内の雪山に登ってようやく撮れた1枚。笑
もっと良い撮影スポットはたくさんあるだろうけどね…。
岩手山は、しばらく僕らの帰りを見守ってくれていました。

またまた家族の絆が深まったような気がしたそんな2日間でした。


-結びの宿 愛隣館 -
〒025-0252 岩手県花巻市鉛西鉛23
TEL : 0198-25-2341 FAX : 0198-25-2938
http://www.airinkan.com

-Little Wing -
〒020-0024 岩手県盛岡市菜園1-7-12
TEL&FAX : 019-623-1998
http://www.littlewings.jp/
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by hibi-nani | 2011-02-04 01:39 | Diary | Trackback | Comments(8)

As for the thing to have from nature, a meaning has all.

夕刻、淡陽を浴びて浮かぶ鳥海山。
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前回の日記と同日。
いもむし公園から戻った僕は、ふと夕日を撮りに行こうと思い立ち、一人太平山を目指した。
16時30分、二手ノ又登山道より女人堂を目指す。
日没まではまだまだ時間はたっぷり。歩くこと約1時間、予定通り女人堂に到着。
もちろんこの時間から登る人などまず居らず、誰ともすれ違わなかったし、ここにも僕一人だけである。
ふと夕日を撮りに行こうと思い立った訳は、以前にここで会った小谷部さんとの会話がずっと頭にあったから。

そう、いつかのあの場所なのだ。

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雲の切れ間からほのかに降り注ぐ光。

淡い光を受け柔らかく浮かぶ秋田市内の街並みや残雪の鳥海山など、こういった光景を眺めながらのコーヒーは、この上なく贅沢なひとときをつくり出す。
そしてジャガビーがやたらめったらウマい!!笑
あ〜もうここに泊まりたい気分だ。
今すぐにでもアルペントレックライズ2が欲しい…。

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日没は19時過ぎの予定だから、それまでは三脚をセットしてのんびり鳥海山を撮影したり、眼下に広がる秋田市内を撮影して待とう。
光の移動が面白い。
雲の切れ間に沿って一直線に照らされる街。

あれから小谷部さんも撮影しに来ただろうか?
山好きの写真好きのあの人のことだからきっと来たに違いない。
写真を送りがてら久しぶりに連絡してみよーかな?

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そして待ちに待った夕景。
秋田の象徴とも言える田んぼと日本海に反射する贅沢な夕日を切り取った。
これでこれからずっと眺めて暮らすことができるのである。笑
自分が気に入った瞬間(なんでもいい)を切り取って、家で心行くまで眺めてられるのだ。
写真っていいな〜ってつくづく思う。

さあて、夕日が "ジュッ" って言ったら急いで帰ろう!
バックパックを背負ってトレッキングポールを両手に握りしめたら山を駆け下りるだけ。
まるでトレイルランニングばりに走った走った。笑
こんな時、トレッキングポールの伸びた両手の有り難さがよく分かる。
何回かコケそうになりながらも、通常45分かかるところをなんと20分で登山口に到着。

こんな短時間でも心癒される瞬間と体暖まる運動が味わえてしまう。
たかだか夕方から活動しただけなのに、今日丸一日がスペシャルにさえなってしまうのだ。


自然からいただくもの、そのなにもかもに意味がある。
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by hibi-nani | 2010-06-04 00:18 | Diary | Trackback | Comments(0)

Climb "Mt.Moriyoshi" 1,454m.

ただシンプルに。
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まず始めにこの日記を書くにあたり、周りの方々に多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
皆様のお心遣いやご好意をとても温かく感じています。
この度は本当に大変申し訳ありませんでした。




2010年5月16日(日) 快晴
7時10分に自宅を出たJさんと僕は、森吉山を目指した。
9時25分到着、残雪を踏みしめながらヒバクラ登山口より登り始めた。
なだらかな斜面のアプローチは登山道がかすかに分かるくらいだったけれど、100メートルも進むと登山道はすっかり雪に埋まっていた。
気温が高い割に雪を踏んでも足が埋まることは無く快適に進むことができた。
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道無き道を進む。
ビッグパノラマ、雪原、太陽、青空、新緑、春に鳴く鳥の声、なにもかもが揃っている。
贅沢なひと時。五感で感じ、生きているということを実感できる瞬間である。
10時15分、立川源流部展望台に到着。
しばらく写真撮影(一番上の写真はここで撮影したもの)、唯一雪が無かったのはここだけだった。
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次第に雪深くなっていく。雪の深さは木の幹の周りを見れば一目瞭然。
ここで約1メートルかな。
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雪に埋まる樹々。
深いところで積雪約1.5メートル。木の周りの雪が緩くなっている場所は足をすくわれないように注意して進む。
竹や木の枝などがしなった状態で雪に突き刺さっていたら、跨いだり踏んだりしないように同じく気をつけた。
時折ガサガサッと葉が揺れるのは、埋まっていた竹の先端がビョンッと弾くからである。

徐々に山頂の岩肌が見えてきた。
しかしこの森吉山のラストはかなりの急勾配。普通であれば蛇行する登山道もまるでスキー場の上級コース以上。
迷わず直線を登る。笑
トレッキングポールを雪の中にグサッと差し込み、しがみつくように足で踏ん張り徐々に登って行く。
10歩登っただけでかなり息があがっているのがわかる。
ふと後ろを振り返ると超絶景が広がっていた!
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さっきまでの道のりがかなり小さく見える。
これだ、これを見たくて来たんだ!
スタート地点からてっぺんを目標に掲げ、ひたすら歩いて登り詰める。

なんてシンプルなんだ。

日々の生活の上で、その日のうちに目標を達成出来る大きなことなんてまずなかなか無い。
答えも何パターンかあったりしてハッキリしなくてモヤモヤしたりすることが多い。
そんな中この登山というものは、答えを一つに絞ったらひたすらそれに打ち込んで達成という、このシンプルさがなんとも言えない。
しかしそんなシンプルな中にも判断力や反射神経、体力などの運動能力が必要となり、頭で考え、体ですべてを感じとることができたりする。
たかだか下から上を目指す中にも体の中でいろんなことが巻き起こるのだ。
それを一言で言うとこうなる。

「あー生きてる」って。

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残念ながら頂上へは高い雪壁が立ちはだかり、アイゼンやロープが無い限り行けそうになかった。
よって、頂上より100メートル程下が今回の頂上となった。(自分達のレベルで行ける限界)

時間はほぼ予定通りの登頂。
腹が減って減ってもうダメ…ようやく昼食にありつける!

12時26分 僕らが行ける限界の頂きに立った。

後に調べた結果、雪崩が起きる状況下には居なかったものの、この時は念のため4,5メートル程ある岩のポケットに身を置いて雪崩対策とした。
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各自ストーブに火をつけ湯を沸かす。
2人分として持ってきた水はギリギリだったので、次回はもう少し多めに持ってこないといけないなぁ。

[本日の昼食メニュー]
・妻お手製の焼きおにぎり(鮭)と海苔巻き昆布おにぎり(各2)
・アマノフーズ 瞬間美食(野菜カレーとチキンカレー) - フリーズドライ
・マルコメ 料亭の味とん汁 -フリーズドライ
・ナガハマコーヒー ナガハマブレンド08(秋田を代表するコーヒーメーカー)


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絶景を眺めながらの最高の飯を食べる。至福の時…。
Jさんが買ってきてくれた瞬間美食のカレーは、その名の通りお湯を入れた瞬間出来上がり!
しかもウマい!
そしてなんと言っても妻が朝早起きして握ってくれたアルファ米では無い本物のあきたこまちを使用した最高のおにぎり!!
心から食の幸せを感じたよ!ありがとう!
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そして食後のコーヒーがいつも通りの幸せを運んでくれる。
お湯を注ぐとこんな広大な自然の中でも辺りに広がる良い香り。

僕たちだけのカフェ。
雪のカウンター越しのお相手は言葉に詰まるほどの超絶景だった。


あー生きてる!!



※この後に起こった自分達のひとつの判断ミスから始まった長い1日については、嘘偽り無く反省とお礼の気持ちを込めまして、次の日記に書きたいと思います。
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by hibi-nani | 2010-05-20 00:47 | Diary | Trackback | Comments(2)

The present sky is a "UCHUUIRO"

宇宙色。
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キャンプの前に "宇宙色" の空を撮ることができたので、先に書いておくことにしよう。

2009年8月25日 19:11
仕事帰りの車から見えたのは "宇宙色"。
これはホーボージュンさんが教えてくれた空の色の名前である。
すかさず車を降りた僕は、たまたま車に載せていたCanon EOS5Dと三脚を手に人工物が入らない場所を探した。
この時間というのはあっという間で、モタモタしているとすぐに割合が変わってしまう。
ブレないように丁寧にシャッターを切った僕は、とりあえずの約束を果たすことができた。

「空は世界中どこ行っても変わらない。そして朝と夕方に世界中どこででも見ることができる全部の色が含まれた空の時間がある。その色を僕達は "宇宙色" と呼んでいるんだ。」

僕もこの空の色が好きだ。
だってこのグラデーションの色合いがたまらないんだもの。
しかも星さえも瞬いて見える時がある。(写真左上に一番星が輝いているのがお分かりでしょうか)

なんて贅沢な空なんだ。
もう後数分でガラッと顔色を変えてしまう空とわかっているからこそ贅沢な時間。
一度でいいから僕の大好きな "CHIMAY(シメイ)" でも飲みながらこの時を過ごしてみたいもんだ。

夜空に一瞬咲く花火のようにすぐ終わってしまうけど、この時間の風物詩としてこれからもずっと会えるから。

どうやら、澄んだ空気と風が心をキュッと切なくさせる季節が近づいてきたようだ。
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by hibi-nani | 2009-09-11 00:17 | Message | Trackback | Comments(4)


HN : イトウ ヤスフミ   Age : 34


by イトウ ヤスフミ

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