Climb "Mt.Moriyoshi" 1,454m.
ただシンプルに。

まず始めにこの日記を書くにあたり、周りの方々に多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
皆様のお心遣いやご好意をとても温かく感じています。
この度は本当に大変申し訳ありませんでした。
2010年5月16日(日) 快晴
7時10分に自宅を出たJさんと僕は、森吉山を目指した。
9時25分到着、残雪を踏みしめながらヒバクラ登山口より登り始めた。
なだらかな斜面のアプローチは登山道がかすかに分かるくらいだったけれど、100メートルも進むと登山道はすっかり雪に埋まっていた。
気温が高い割に雪を踏んでも足が埋まることは無く快適に進むことができた。

道無き道を進む。
ビッグパノラマ、雪原、太陽、青空、新緑、春に鳴く鳥の声、なにもかもが揃っている。
贅沢なひと時。五感で感じ、生きているということを実感できる瞬間である。
10時15分、立川源流部展望台に到着。
しばらく写真撮影(一番上の写真はここで撮影したもの)、唯一雪が無かったのはここだけだった。

次第に雪深くなっていく。雪の深さは木の幹の周りを見れば一目瞭然。
ここで約1メートルかな。

雪に埋まる樹々。
深いところで積雪約1.5メートル。木の周りの雪が緩くなっている場所は足をすくわれないように注意して進む。
竹や木の枝などがしなった状態で雪に突き刺さっていたら、跨いだり踏んだりしないように同じく気をつけた。
時折ガサガサッと葉が揺れるのは、埋まっていた竹の先端がビョンッと弾くからである。
徐々に山頂の岩肌が見えてきた。
しかしこの森吉山のラストはかなりの急勾配。普通であれば蛇行する登山道もまるでスキー場の上級コース以上。
迷わず直線を登る。笑
トレッキングポールを雪の中にグサッと差し込み、しがみつくように足で踏ん張り徐々に登って行く。
10歩登っただけでかなり息があがっているのがわかる。
ふと後ろを振り返ると超絶景が広がっていた!

さっきまでの道のりがかなり小さく見える。
これだ、これを見たくて来たんだ!
スタート地点からてっぺんを目標に掲げ、ひたすら歩いて登り詰める。
なんてシンプルなんだ。
日々の生活の上で、その日のうちに目標を達成出来る大きなことなんてまずなかなか無い。
答えも何パターンかあったりしてハッキリしなくてモヤモヤしたりすることが多い。
そんな中この登山というものは、答えを一つに絞ったらひたすらそれに打ち込んで達成という、このシンプルさがなんとも言えない。
しかしそんなシンプルな中にも判断力や反射神経、体力などの運動能力が必要となり、頭で考え、体ですべてを感じとることができたりする。
たかだか下から上を目指す中にも体の中でいろんなことが巻き起こるのだ。
それを一言で言うとこうなる。
「あー生きてる」って。

残念ながら頂上へは高い雪壁が立ちはだかり、アイゼンやロープが無い限り行けそうになかった。
よって、頂上より100メートル程下が今回の頂上となった。(自分達のレベルで行ける限界)
時間はほぼ予定通りの登頂。
腹が減って減ってもうダメ…ようやく昼食にありつける!
12時26分 僕らが行ける限界の頂きに立った。
後に調べた結果、雪崩が起きる状況下には居なかったものの、この時は念のため4,5メートル程ある岩のポケットに身を置いて雪崩対策とした。

各自ストーブに火をつけ湯を沸かす。
2人分として持ってきた水はギリギリだったので、次回はもう少し多めに持ってこないといけないなぁ。
[本日の昼食メニュー]
・妻お手製の焼きおにぎり(鮭)と海苔巻き昆布おにぎり(各2)
・アマノフーズ 瞬間美食(野菜カレーとチキンカレー) - フリーズドライ
・マルコメ 料亭の味とん汁 -フリーズドライ
・ナガハマコーヒー ナガハマブレンド08(秋田を代表するコーヒーメーカー)

絶景を眺めながらの最高の飯を食べる。至福の時…。
Jさんが買ってきてくれた瞬間美食のカレーは、その名の通りお湯を入れた瞬間出来上がり!
しかもウマい!
そしてなんと言っても妻が朝早起きして握ってくれたアルファ米では無い本物のあきたこまちを使用した最高のおにぎり!!
心から食の幸せを感じたよ!ありがとう!

そして食後のコーヒーがいつも通りの幸せを運んでくれる。
お湯を注ぐとこんな広大な自然の中でも辺りに広がる良い香り。
僕たちだけのカフェ。
雪のカウンター越しのお相手は言葉に詰まるほどの超絶景だった。
あー生きてる!!
※この後に起こった自分達のひとつの判断ミスから始まった長い1日については、嘘偽り無く反省とお礼の気持ちを込めまして、次の日記に書きたいと思います。

まず始めにこの日記を書くにあたり、周りの方々に多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
皆様のお心遣いやご好意をとても温かく感じています。
この度は本当に大変申し訳ありませんでした。
2010年5月16日(日) 快晴
7時10分に自宅を出たJさんと僕は、森吉山を目指した。
9時25分到着、残雪を踏みしめながらヒバクラ登山口より登り始めた。
なだらかな斜面のアプローチは登山道がかすかに分かるくらいだったけれど、100メートルも進むと登山道はすっかり雪に埋まっていた。
気温が高い割に雪を踏んでも足が埋まることは無く快適に進むことができた。

道無き道を進む。
ビッグパノラマ、雪原、太陽、青空、新緑、春に鳴く鳥の声、なにもかもが揃っている。
贅沢なひと時。五感で感じ、生きているということを実感できる瞬間である。
10時15分、立川源流部展望台に到着。
しばらく写真撮影(一番上の写真はここで撮影したもの)、唯一雪が無かったのはここだけだった。

次第に雪深くなっていく。雪の深さは木の幹の周りを見れば一目瞭然。
ここで約1メートルかな。

雪に埋まる樹々。
深いところで積雪約1.5メートル。木の周りの雪が緩くなっている場所は足をすくわれないように注意して進む。
竹や木の枝などがしなった状態で雪に突き刺さっていたら、跨いだり踏んだりしないように同じく気をつけた。
時折ガサガサッと葉が揺れるのは、埋まっていた竹の先端がビョンッと弾くからである。
徐々に山頂の岩肌が見えてきた。
しかしこの森吉山のラストはかなりの急勾配。普通であれば蛇行する登山道もまるでスキー場の上級コース以上。
迷わず直線を登る。笑
トレッキングポールを雪の中にグサッと差し込み、しがみつくように足で踏ん張り徐々に登って行く。
10歩登っただけでかなり息があがっているのがわかる。
ふと後ろを振り返ると超絶景が広がっていた!

さっきまでの道のりがかなり小さく見える。
これだ、これを見たくて来たんだ!
スタート地点からてっぺんを目標に掲げ、ひたすら歩いて登り詰める。
なんてシンプルなんだ。
日々の生活の上で、その日のうちに目標を達成出来る大きなことなんてまずなかなか無い。
答えも何パターンかあったりしてハッキリしなくてモヤモヤしたりすることが多い。
そんな中この登山というものは、答えを一つに絞ったらひたすらそれに打ち込んで達成という、このシンプルさがなんとも言えない。
しかしそんなシンプルな中にも判断力や反射神経、体力などの運動能力が必要となり、頭で考え、体ですべてを感じとることができたりする。
たかだか下から上を目指す中にも体の中でいろんなことが巻き起こるのだ。
それを一言で言うとこうなる。
「あー生きてる」って。

残念ながら頂上へは高い雪壁が立ちはだかり、アイゼンやロープが無い限り行けそうになかった。
よって、頂上より100メートル程下が今回の頂上となった。(自分達のレベルで行ける限界)
時間はほぼ予定通りの登頂。
腹が減って減ってもうダメ…ようやく昼食にありつける!
12時26分 僕らが行ける限界の頂きに立った。
後に調べた結果、雪崩が起きる状況下には居なかったものの、この時は念のため4,5メートル程ある岩のポケットに身を置いて雪崩対策とした。

各自ストーブに火をつけ湯を沸かす。
2人分として持ってきた水はギリギリだったので、次回はもう少し多めに持ってこないといけないなぁ。
[本日の昼食メニュー]
・妻お手製の焼きおにぎり(鮭)と海苔巻き昆布おにぎり(各2)
・アマノフーズ 瞬間美食(野菜カレーとチキンカレー) - フリーズドライ
・マルコメ 料亭の味とん汁 -フリーズドライ
・ナガハマコーヒー ナガハマブレンド08(秋田を代表するコーヒーメーカー)

絶景を眺めながらの最高の飯を食べる。至福の時…。
Jさんが買ってきてくれた瞬間美食のカレーは、その名の通りお湯を入れた瞬間出来上がり!
しかもウマい!
そしてなんと言っても妻が朝早起きして握ってくれたアルファ米では無い本物のあきたこまちを使用した最高のおにぎり!!
心から食の幸せを感じたよ!ありがとう!

そして食後のコーヒーがいつも通りの幸せを運んでくれる。
お湯を注ぐとこんな広大な自然の中でも辺りに広がる良い香り。
僕たちだけのカフェ。
雪のカウンター越しのお相手は言葉に詰まるほどの超絶景だった。
あー生きてる!!
※この後に起こった自分達のひとつの判断ミスから始まった長い1日については、嘘偽り無く反省とお礼の気持ちを込めまして、次の日記に書きたいと思います。
by hibi-nani
| 2010-05-20 00:47
| Diary
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俺たちは ここで生きた と届けよう!
山の神と山荘のさとうさんに!
おっ!決まった!
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